マンション購入を検討されている方は専有部分(居住部分)はしっかり見られると思います。
しかし、専有部分のみのチェックでは不十分です。
マンションは共有部分も必ずチェックする必要があります。
では、共有部分とはどこにあたるのでしょうか?
■マンションの共有部分とは?
分譲マンションのような区分所有建物について、区分所有者が全員で共有している建物の部分を「共有部分」いいます。
具体的には。
①その性質上区分所有者が共同で使用する部分(廊下・階段・エレベーター・エントランス・バルコニー・外壁など)
②専有部分に属さない建物の付属物(専有部分の外部にある電気・ガス・水道施設など)
③本来は専有部分となることができるが、管理規約の定めにより共有部分とされるもの(管理人室・集会室など)
上記は、原則として区分所有者全員の共有となります。
共有部分の利用方法も管理規約には記載されています。
各居住者同士が正しい利用方法を把握して生活をしていかなければなりません。
勝手に共有部分である廊下に私物を置いたりすることは本来できないのです。
また、共有部分は共有であるため、各区分所有者はそれぞれ共有部分に関する共有持分を持つことになります。
この共有持分の割合は、原則として専有部分の床面積(専有面積)の割合に等しくなっています(区分所有法第14条)、
ただし、この割合は規約によって変えることも出来ます。
共有部分を確認することによって、そのマンションの管理レベルを推測することができます。
ゴミ置き場は清潔に保たれているか、自転車置き場は整理されているか、廊下は汚れていないか、これらのこともしっかりチェックしましょう。
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