お客様からいただく、住宅ローンの疑問について解説します。
目次
■自己資金が少ないのですが、家を購入できますか?
住宅ローンは物件価格の90%程度、つまり10%以上の頭金を入れることが理想ですが、金融機関によっては、100%のローンや諸費用ローン等の利用ができる場合もあります。
しかし最低でも諸費用については自己資金を用意したいですね。
■ローン借入額上限の目安は、年収の何倍?
購入する物件の価格は、返済比率(年収に対して1年間に返済する金額の比率)で決まります。
一般的には年収の25%(年収の約5倍)ぐらいが理想とされていますが、上限は35%(年収の約7倍)くらいまで、年収が700万円以上など、ある一定以上の収入になると上限40%(年収の約8倍)まで融資してくれる金融機関もあります。
借入額が年収の5倍程度以内に収まれば理想とされていますが、昨今の超低金利を利用すれば、自己資金や親からの贈与などで頭金が多くある方は年収の7倍以上の物件でも十分購入可能だといえます。
■勤続1年未満ですが住宅ローンは組めますか?
金融機関より基準は異なりますが、原則1年以上の勤務継続が条件になっているところが多いです。
ただし、見込年収という形で審査する場合もありますので、勤続年数の短い方も諦めずに金融機関に相談してみましょう。
■最近転職をしましたが、住宅ローンの利用はできますか?
金融機関によって審査の基準は異なりますが、勤続1年以上が借りられる目安となります。
それより短い場合でも利用できる金融機関もあります。金融機関に事前相談をしてみましょう。
■車のローンがあるのですが、住宅ローンを借りることはできますか?
車などのローンがある場合、そのローンの毎月の返済額を考慮に入れて、住宅ローンの月々の支払いが可能かどうかの審査が行なわれます。
マイカーローン、その他の借入が多い場合には、住宅ローンの借入可能額もかなり減ることになります。
■購入時の諸費用はどのくらいかかりますか?
売買代金以外にかかる諸費用としては、印紙税、登録免許税、不動産取得税等の税金や、仲介手数料、ローンを利用する場合の事務手数料、保証料、保険料などがあります。
一般的に売買代金の6%~9%ほどかかりますので、頭に入れておきましょう。
マンションや戸建て等の種別、購入する物件の築年数や、借入金額で諸費用は変わってきます。
■金利はやっぱり低いほうが良い?
金利は低い方がよいと、金利だけにしか目が向かない人がいます。
しかし金利が低くても、その他の費用として保証料や手数料が割高な場合もあります。
金利には全期間固定型・固定期間選択型・変動型の3タイプがあります。
どの金利プランが自分の収入や人生設計に合っているのか、総合的なコストを考えた上での借り入れを考えましょう。
■元利均等返済と元金均等返済の違いは?
元利均等返済は毎月のご返済金額(元金+利息)が一定で返済計画が立てやすい返済方法のことです。
一方、元金均等返済は毎月のご返済する元金が一定ですが、元利均等返済よりも当初のご返済額が多く、必要な月収金額の条件が厳しくなります。
■フラット35とは何ですか?
民間金融機関と住宅金融支援機構の提携による、長期固定金利の住宅ローンです。
返済期間が20~35年と長期であること、保証料が不要であること、また繰上げ返済手数料が不要であるなどのメリットがあります。
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