住宅販売チラシには「一部未登記」や「地目:山林」といった言葉が載っていることがあります。

物件選びの際にはあまり気にされる方も多くはないと思いますが、これらの言葉は実際に物件購入手続きの段階になると、様々な問題が発生する場合があります。

■一部未登記とは

これは、増築などをして、その面積が増えたことを登記していない、という状態のことです。

法律上は、建物の面積が増減した場合には、すぐに登記の面積も変更することが義務付けられています。

ところが、登記の変更をチェックする機関などがないため、たいてい登記されずに放置されてしまうことが多いのです。

■地目:山林について

地目とは、登記簿に記載された土地の種類を意味します。

建物が建築された土地は、「宅地」とされます。

ところが、建物建築以前に「山林」だった土地に建物を建てた後、登記の地目を変更せずに放置されることがあります。

こちらに関しても、その変更がされていないことを誰にも指摘されないまま、数十年が経過してしまっている、というケースがあります。

これらの変更登記を「表示変更登記」と呼びますが、問題になるのは、この土地や建物を購入する際に融資を利用する場合です。

金融機関から住宅ローンなどの融資を受ける場合には、土地や建物の現況と、登記簿の記載が一致していなければなりません。

そのため、取引をする段階になって、気付くということが多いのです。

地目を「山林」から「宅地」に変更することに関しては、あまり大きな問題はありません。

一方で、建物の面積を変更する場合には、改めて図面を作成して増加した面積を計算したり、当時の工事会社との契約書が必要になったりと、色々と手間がかかります。

また、工事から時間が経っていると、必要な書類がなくなっていて、手続きが進まないなどのケースもあります。

もし販売チラシにこうしたワードを発見した場合には、無事に変更登記が可能なのか、しっかりと確認するようにしましょう。

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